京都の西山自然保護ネットワークに所属して、ボランティアで自然保護のパトロール活動をしていられる本間隆さん(関西鶴翔同窓会幹事)ご夫妻の案内で、小塩山の谷にひっそりと咲くかたくりの花とその蜜を吸って、色鮮やかに、そして優雅に舞っている府の天然記念物のギフチョウを写真に収めてきました。
お日様を背にうつむき加減に咲いていますが、しかし正面にまわって見ると、花びらの先をピンとお日様の方に向けてた姿は凛とした強さが感じられます。
ギフチョウは、このカンアオイの葉の裏に卵を産み付けます。白の球状の花を付けます。
孵化した幼虫はこの葉を食べ尽くして蛹になります。
ふかふかの枯葉、緑の双葉、淡いピンクの花と谷一面が暖かな絨毯の風合いです。
種から発芽して、毎年片方の葉だ、土の上に顔を出し、9年目に双葉を出して、その間から可愛い花を咲かせるそうです。
花の色も、中心の模様も一つ一つ微妙な違があります。
春の妖精〜〜カタクリの花〜〜
春の女神〜〜ギフチョウ〜〜
珍しいギフチョウの交尾の場面を目撃し、ビデオカメラで撮影しました。
ギフチョウが生み付けた卵です。
翡翠のようなきれいな緑色です。
カンアオイ〜〜ギフチョウの食草〜〜
2003/春 洛西大原小塩山
「2ついるぞ。」
「交尾をしているんだよ。」
「すごいすごい!!」
「アレッ! 羽が3枚あるぞ!!??」
枝に止まってジッと動かないギフチョウを発見。「羽化しているのかな???」