謹啓、陽春の候 皆様には益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。

さて、私こと

このたび、山形県立鶴岡南高等学校を最後に定年退職いたしました。関西鶴翔同窓会の皆様には大変お世話になりました。


学園ドラマのような加茂水産高校五年、部活と化学の指導に燃えた鶴岡南高校(全日制)十四年、PISA型の学力を研究した県教育センター三年、鶴岡中央高校立ち上げの五年、学び直しに取り組んだ鶴岡南高校(通信制)、百周年の土台を作った酒田商業高校二年、地域と一緒になって活性化を図った遊佐高校二年、理想の学校を作ろうと語り合った改革推進室二年、そして母校での三年間と、皆様方には大変お世話になり厚く御礼申し上げます。

べにばな国体に代表されるサッカーでの想い出、最後は野球の応援と部活動の面でも楽しませてもらいました。どの職場でも良き先輩・良き仲間に恵まれ、充実した日々を送ることができました。

とりわけ母校での最後の勤務では、東北大会出場約200名、全国大会出場約100名、弓道男子団体3位・科学部文化庁長官賞受賞など部活動の活躍も目覚ましく、また、文部科学省からSSHの指定を受け、大学や研究機関・鶴岡市とのご協力を得て「鶴南ゼミ」を開設するなど探究的な学びに挑戦し、進学の面でも京都大学、医学部医学科を筆頭に国公立大学140名と過去最高の結果になりました。


これも、ご指導いただいた関係機関の方々、粘り強く指導に当たってくれた先生方と最後まであきらめない生徒たちに恵まれたものと感謝しております。

末筆ながら 皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げ退職のご挨拶といたします。

前校長 ご挨拶

前鶴岡南高等学校長  田中 芳昭